牛=犬の六十四卦「大畜」 #八卦診断

大畜は、正しきに利あり。家食せずして、吉なり。大川を渡るに利あり。

一言で言うと

牛にとって犬は「もしかしたら大化けするかもしれない要注意人物」です。

全般

牛は己の仕事を推し進めるうえで、主に蛇・狐・猿と連携し、龍・鳥・兎・犬とは仕事上で特に行き会うことがなく、縁はあまり濃くありません。

一方で、犬は下爻が反転すると最も重要な仕事上のパートナーである蛇となり、上爻が反転するとプライベートを献身的に支えてくれる兎となりますから、良い影響を与えあうことが出来れば建設的な関係に発展していく可能性を秘めています。

とはいえ、犬は犬です。基本的に犬は現状を維持したいという強い願望を持ち、それを邪魔する者に対しては排外的な動きに出ることもあるので、細心の注意を払い、その変化を注視するようにしましょう。

交友

牛と犬は交友関係においてはやや複雑な様子となります。

牛はがんらいとても真面目な性質を持っていますが、一度「遊び」と決めると強い集中力で無邪気に取り組む「真面目にふざける」ことで緊張を発散することがあり、この際に犬はちょうどいい遊び相手になります。

ただ、その「真剣な遊び」の本質に犬が立ち入ることはなく、むしろ難解なものや自分の縄張りを脅かすものと判断されると強い排外姿勢に変化することがありますから、できるだけ穏やかに接しつつ、仕事場には立ち入らせないようにしましょう。

恋愛

交友関係と同様、牛と犬はやや複雑な様子を見せます。

犬にとって牛は鳥に見えていることが多いので、「恵まれた人」、または「慈愛に満ちた人」として接近するかもしれません。

一方、牛の方は独立独歩の精神を持った犬に「立派な先導者」という印象を持つ可能性があり、この相互認識が毀損されない限りは良好な関係が続きます。

ただし、犬は牛の仕事の領域では先導者たりえません。牛にとっては何より仕事が大事なはずですから、そこを最優先と考えた上で、パートナーとして相応しいかを判断した方が良いでしょう。

仕事

牛と犬とで仕事をする際に重要なのは「牛は犬の言うことを聞かないこと」です。

牛は客観的なエビデンス、科学的な傍証、確かな技術やロジックに下支えされた判断を重んじ、その前提で実直な仕事を積み重ねます。一方、犬の判断軸は主に自己の主観であり、善悪や快不快を基準にすることが多いので、大きな齟齬が発生しかねません。

逆に牛の先導により犬をアシスタントとして用いる分には構いません。その際も、牛の仕事にできるだけ口を挟まないように役割をしっかりと峻別し、定常作業に落とし込んで割り振ることが大事です。間違っても共同作業や議論などに巻き込まないようにしましょう。

闘争

牛は犬と争って不利というわけではありませんが、仮に勝利したところで何一つ益はありませんから、しっかりと不和を避けましょう。

特に、牛の仕事場の付近で起きる犬との争いは不毛としか言いようがなく、仮に問題が起きそうな場合は早々に距離を置き、出来れば直属の部下である猿に相手をさせましょう。猿はその一本気な信念と無垢さによって犬を追い払ってくれるはずです。

それでもダメなら蛇に文句を言いましょう。そもそも牛が周囲に気を配らなければならない状況自体が不自然で、蛇や狐の怠慢が原因である可能性があります。己の仕事に集中する権利を声高に主張することが大事です。

叡智

牛が犬に対して大事なことは「重要なところではしっかりとキープアウトすること」です。

誰にとっても親しみやすいトーテムであるが故に、牛の近くにもしばしば現れることのあるトーテムですが、犬が犬である限りにおいて、牛の最も大事な仕事場には立ち入らせてはいけません。

これは犬の幸せにとっても大事なことです。客観的な、しかし犬にとって受け入れがたい過酷な真実を目の当たりにさせて混乱させて、ひどい思いをさせないようにしてあげましょう。何事にも棲み分けが大事なのです。

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