
无妄は、大いに通じる。正しきに利あり。正でなければ災いあり。行くところに利あらず。
一言で言うと
犬にとって龍は「できれば怒らせたくない底知れない相手」です。
全般
六十四卦において无妄(無妄)は「ありのままの真実」や「思いがけない災害」を意味するハードな卦ですが、これは「相性が悪い」という意味ではありません。
むしろ、犬と龍は、少し離れた場所でお互いを支え合う協調関係にあり、非常に善い相性を持っています。
とはいえ、底なしに優しい上に自分だけの完全な世界を持っている龍は犬にとって少々おっかない存在であると言えます。
あまり無暗に吠えかかるよりは、相手を尊重して理性ある関係でいることが大事です。
交友
確固たる自分を持っていながら非常に控えめな性格である龍は、犬にとって不思議な存在になります。
あるときは朗らかに笑いあう相手になり、あるときは難解な謎そのもののような相手になり、どこまでもつかみきれないところのある刺激的な友人となりそうです。
この世界の王者として振る舞う犬は、うまくいけば龍の世界でも支配者となれる可能性もありますが、歯車が狂うととんでもない事態が待っています。気をつけましょう!
恋愛
犬にとって龍は非常に刺激的な存在ですので、憧れに近い好意を抱くことが多くあります。
仮に交際に発展した場合、犬にとって龍の世界は摩訶不思議なワンダーランドに見え、その中の一員に自分もなりたいと考えるでしょう。
とはいえ、龍の世界は完全であり、静謐によって保たれた楽園です。犬がついつい遊びすぎた時にはまずい状況になるかもしれません。
節度を保って、尊敬を持って接する限りにおいては悪いことは何も起きません。龍を尊重しましょう!
仕事
上下において、龍が上司、犬が部下であれば大きな問題は起きません。
龍の意思決定は自然のなせる業であり、天気や天体の運行のような宇宙の法則だと思って従っておくのが利口です。
逆に、龍が犬の部下の場合、犬は龍の個人的な世界を暴かないように十分に注意しましょう。龍は周りに見えている以上に非常に思慮深く、デリケートな部分を持っています。
特に定型業務においては典型的な協力関係となるので、うまく棲み分けをしましょう。噛み合えばストレスのない協力が実現できます。
闘争
犬は龍との争いを絶対に避けましょう。
卦辞においても災害はできるだけ避けなさい、という言葉が繰り返し用いられており、龍の怒りは犬にとって天変地異に近い大規模な危機を意味します。まず勝ち目はないので早めに安全を確保して避難することです。
もちろん、普段から防災意識を高めることも重要です。相手にとって何が大事か、敵に回さないためにはどうすべきか、そうした危機管理を大事にしましょう。敵として向き合って一ミリも利益はなく、むしろ大規模な損失を被る相手であることを忘れないようにしてください。
叡智
犬が龍と共にあるとき大事なのは「君子危うきに近寄らず」です。
これは「危ないから距離を離しておけ」ということではなく、しっかりと尊敬の念を持って相手を尊重する気持ちを忘れないこと、相手の気持ちになって考えることが大事、ということです。
もちろん危うくなければどんどん近づいてOKということなので、しっかりと節度を保ったうえで理性的な付き合いを心がけましょう。本質的には同じ小さな世界に住まう素敵な仲間ですからね!