
習坎は、真実あり。心通じる。行けば尊ぶことあり。
一言で言うと
狐同士は「苦労を分かち合う狡猾な理解者」です。
全般
狐と狐は、上中下爻が一致している「八卦良し」の状態です。
現在、八卦診断において最も少数となるのが狐ですので、この狐同士の関係についての卦を確認する方もその分少ないのではないかと思います。
恐らくその理由は「蛇のふりをした犬が非常に多い」「兎が非常に多い」という二点かなと思います。現代には狐の行動理念を否定する仕組みや誤った倫理観が多く、狐自身が「悪者」とされてしまうことが多々あるのです。
そんななかで狐同士の関係性を保てること自体が稀有ですから、それを大事にしていってほしいと思います。狐にとっては大変なことばかりですが、きっと状況は変わるはずです。
交友
狐同士の交友関係は抜群です。最高の友人であり、最高の仕事仲間となれるはずです。
狐同士のコミュニケーション網を「おきつねットワーク」と呼びますが、おきつねットワークは公式に記録されないやりとりや表立って進めることのできない調整を円滑に進めるための重要な基盤となります。大事にしましょう。
狐は真面目な生き物ですが、あえて露悪的にふざけてみるのも良いかもしれません。敵への撹乱にもなりますし、そもそもあなたがたが生を楽しく謳歌しているということが、世界をおかしくしている連中に対しての有効な反撃となるのです。
恋愛
狐同士の恋愛の相性は意外にもそこまで良くありません。
恐らく、狐同士では恋愛や結婚というごく個人的な感情やイベントも大義のために活用しようとするためではないでしょうか。狐同士の婚姻は粛々としており、ごく当たり前の日常の一部となることが多いのです。
一方、一度パートナーとなって同じ課題に向き合うと一気に仕事人として協力し合う顔になりますから、とにかく状況次第です。お互いの目的と役割を確認し、必要とあらば踏み込みましょう。
仕事
もちろん仕事において狐同士の協力は欠かせません。というか、この世界の「大人の仕事のコミュニケーション」において中核を占めるのが狐同士の情報交換です。
狐の話は歴史の大きな舞台の上で語られず、狐たちが繰り出す様々な心理術や権謀術数の数々は公に知られるところとなりません。それゆえに「陰の立役者」「縁の下の力持ち」という役割でお互いを支え合うことになります。いつもありがとう!!!
とはいえ、狐の仕事はきちんと口頭伝承で語り継がれます。狐の活躍は文字になりにくいというわけですね。もし迷ったら、過去似たような仕事をした誰かの逸話を探してみましょう。きっと学びになりますよ。
闘争
狐同士の闘争はよく起こりますが、化かし合いをするよりも腹を割って話をした方がよっぽど早いのでそうしましょう。同じ蛇を頂いている場合は蛇に仲裁してもらうか、そうでない場合は蛇同士の話をつけてもらうことでどうにかなります。
ただ、狐は常に真剣な議論を求めていますから、その議論が建設的である限り止める必要はありません。注意すべきは議論がどんどん拡散方向へ進んで何の話をしていたか分からなくなることです。狐は拡散思考ですから、狐同士で話すときは目的と結論をきちんと意識して脱線のないように気をつけると良いでしょう。
叡智
狐同士で大事なことは「蛇の存在をしっかりと念頭に置くこと」です。
狐が狐で居られるのは蛇あってこそですから、狐が単独で何かを企んだり実行したりするとロクなことはないというのは易経の中で繰り返し語られています。
この狐同士の「坎」においてもそれは同様で、全体的に「気をつけろ」という話が続き、しまいには捕縛されてしまう様子が描かれています。易経内には龍が忍び込んだ狐を捕まえるというシーンが多くあり、これもそのひとつでしょう。
あなたがたの持ち味はチームワークです。集団の力を生かしましょう。