
師は正しい。丈人なれば吉、咎なし。
一言で言うと
猿にとって狐は「最前線に立つ憧れの人」です。
全般
猿と狐を指す六十四卦であるこの「師」はまさしく戦いの最前線にあることが明示された、非常にエキサイティングな描写で彩られています。
狐は猿と中爻のみが異なる相手ですから、理解できる部分も大いにあるはずです。とはいえ、狐は明確に軍勢の中で役割を持っており、あなたはまだ歩兵のひとりにすぎませんから、軍師として駆け回る狐はとてもかっこいいものに見えるはずです。
憧れというのは未来への強い期待から生まれるものです。優れた狐にはしっかりと畏敬の念を持ちましょう。
交友
猿は狐にあまり真剣に相手にしてもらえないかもしれませんが、気まぐれに同行できることもあるでしょう。そういうときは大チャンスですから、精一杯楽しい時間を過ごせるように努力しましょう。必ず良いことがあります。
友達として仲良くなるというよりは、自分の厳しい戦いにおいて大事な姿勢、心構えを学ぶことが出来る重要な機会になるはずです。しっかり目と耳に焼き付けておきましょう。
恋愛
猿にとって狐は最高の「憧れの人」ですので、恋愛にも発展しやすい相手です。
ただし、狐と猿はそのまま一緒になることは非常に稀で、猿が「何者かになった」状態でない限りは「永遠の憧れの人」のままとなることがほとんどです。
猿と狐は基本的に「戦場で共に立つ者」ですから、戦場で愛を交わすのは難しく、ある意味で「安定したまま距離が縮まらない」という状態が続きます。
まずはしっかり自分の仕事に専念し、個人的な想いを伝え合うのはもっと後にしましょう。
仕事
猿と狐は仕事の相性が非常によく、特に猿は狐の指示系統に入っていることによって真価を発揮することが多々あります。
ただし、猿の「師匠」は狐ではなく牛ですから、牛が細かく面倒を見ることのないキャリアプランや日々のアクションのサポートを狐が面倒を見ることで上手く行きます。
猿は下爻が陰の蛇・狐・牛・猿の中で階層が一番下のトーテムですから、共闘者には忠実で素直でいることが大事です。学ぶこと、教わることだけでなく、己を律する上でも周囲の大人を頼るのが吉ということです。
闘争
猿が狐と争おうとするのはまさしく分不相応な試みですから、やめておきましょう。
狐は常に状況を左右する重大な責任を背負いながら頭を使っていますから、猿が持っている疑問のほとんどは狐もよく理解し、その上で自律的に日々の行動を決めています。まだ自分ひとりで何も考えたり決めたりできない猿が狐と争っても、自分の成長の機会を失うだけです。
もしもどうしても狐と利害が対立してしまう場合は、まず蛇か牛に相談すべきです。状況を解決するのはトップ同士です。偉い人にどうにかしてもらいましょう。
叡智
猿が狐に対して大事なことは「己を律すること」です。
猿と狐が行き会う場所は非常に明確な「義」が存在し、戦う理由がある場所ですから、仲良くすることやお互いを思いやることよりも「いかにしてこの戦いに勝利し、生き残るか」ということに専念すべきです。
あなたがたの勝利が次の時代を作ります。さもなければ、人類の歴史はそこまででしょう。諦めずに頑張ってください。