
渙は、通じる。王有廟にいたる。大川を渡るに利あり。正しきに利あり。
一言で言うと
蛇にとっての狐は「欠かすことのできない最高の補佐官」です。
全般
蛇と狐は上爻のみが異なる連携関係にあり、蛇にとって狐は他に比類のない最高の理解者、アドバイザー、アシスタントになってくれる大事な大事な共闘者です。
狐は、孤独になりがちな蛇に、公私にわたって付き合ってくれ、あらゆる無理難題に懸命に取り組んでくれる真面目なパートナーです。感謝の気持ちを大事にしましょう。
日本全国に広がる稲荷信仰は狐をシンボルとしているように見えますが、どの稲荷にも白蛇が「お稲荷様」として祀られています。狐はその眷属であり、蛇と共に衆生のために駆けまわってくれる支援ネットワークを形成してくれます。有り難く酷使し倒しましょう。
交友
蛇と狐の交友関係は最高に近い相性です。
蛇と狐は、出自や考え方の傾向が似ており、かつ仕事においても同様の使命感や役割を担うため、交友においても趣味が似通います。
蛇と狐はとにかく忙しいので、仕事で必要となる出張や情報収集の合間にでも息抜きで出掛けたり食事をしたりすることで、精神にも仕事にも良い影響があります。どんどんコミュニケーションしましょう。楽しんで吉です。
また、蛇は牛を丁重に扱い、反面、狐には理不尽な酷使を以て接することが多々ありますから、そうした労苦を労う良い機会です。もちろん普段から感謝すべきですが、お出かけ好きな狐にはリフレッシュとしてどこかに連れて行ってあげることが大事です。楽しみましょう。
恋愛
蛇と狐は恋愛における相性も抜群です。
日本の民間伝承の中でも特に有名な「狐の嫁入り」という話がありますが、あの嫁入りでは、狐は狐と結婚しているのではなく、蛇の元に嫁いでくるところです。狐は元居た秩序(地元、故郷と言っていいかもしれません)から抜け出し、蛇のいる千巌万壑の山や海の彼方へ旅をするのです。
狐はがんらい「何も持たずに生まれた普通の子供」であり、そこから己の強い意志ひとつであなたの元まで馳せ参じて来ます。その覚悟たるや並大抵のものではありません。あなたはその情熱溢れる行動に対して、持ち前のロマンあふれる言葉で答えを返すべきです。いくらやってもやりすぎということはありませんから、どんどんやりましょう。
仕事
蛇と狐の連携は仕事において真骨頂を発揮します。
蛇の語る抽象的で実現可能性の低い理想、理念を最終的に形作るのは牛の仕事ですが、それをまずは人に語ることが出来るようにすること、その分かりづらいロジックの中に齟齬が含まれていないか丹念に検証することは狐の第一の仕事です。
蛇は狐に意見されることを決して恐れてはいけません。それによって気分を害しているようではまだまだあなたも未熟だということです。狐が考えたこと、感じたこと、特に危機的だと思ったことははっきりと、まっすぐに伝えてもらえるように、繰り返し進言を促しましょう。狐は意外にも自信のない生き物ですから、しつこいくらいがちょうどよいのです。
蛇も狐も、自分は究極のところ何をしている人なのか、というのが分からなくなる時があるかもしれませんが、大丈夫です。蛇も狐も、そういうものです。
様々に変化する時代と情勢の中で、ありとあらゆる手段と戦略を尽くしてください。いかなるときも妥協することなく、あなたがたの考える理想に向かって全力で戦うのです。
勝利の後の酒はきっと美味しいですよ。
闘争
蛇と狐は常に争っているようなものです。
よく「竜虎並び立つ」という言葉で強い者同士が争っている様子が描かれますが、小人(子供、または下爻が陽の「西側の」トーテム)から見たときに蛇と狐の争いがこのような様子に見えるということです。
周囲からは喧嘩に見えるような真剣な論議を行うことは蛇と狐の仕事上どうしても避けられないことであり、ここで妥協をしてはいけません。いずれかが正しく、いずれかが誤っているのです。そして、それが判明した際には潔くそれを認めなければなりません。
もちろん、蛇は狐と本当の意味での闘争に至ってはいけません。蛇が呪われれば犬となりますから、そんなことにならないようにしっかりと狐の言うことを理解しましょう。逆に狐が兎に戻ってしまったときは蛇の毒牙の出番です。狐が受け入れそうになっている既存秩序の矛盾をしっかりと突き、狐を呪いから解き放ってあげましょう。
叡智
蛇が狐と向き合う際に忘れてはならないことは「謎は全て僕が解く」という精神です。
この世界には注意深く隠された謎がいくつもあり、その手掛かりを追うあなたはシャーロック・ホームズ、そしてそれを助ける狐は、差し詰めワトソン君というところです。あなたと狐はこの世界の謎を追って駆け巡る運命にあるのです。
そのためにも、あなたは目の前の使命から逃げださないよう、この偉大な蛇の箴言を忘れてはいけないのです。
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