
離は、正しきに利あり。通じる。牝牛を養う、吉なり。
一言で言うと
鳥同士は「共に祝福された選ばれし存在」です。
全般
鳥同士は、共に上爻が陽、中爻が陰、下爻が陽の「八卦良し」の状態です。
お互いにこの世界の創造主に祝福された幸福の象徴であり、鳥たちがさえずり歌う様子は楽園そのものを意味するほど豊かな状況といえます。
感覚としては「御曹司同士の交流」というような、ある種上流階級めいた関係性になりますが、もちろんそうでない場合もあります。空気的にはお嬢様がくすくす笑いあっているような感じで、何だか上品でいいですね。
交友
鳥同士の交際はまことに尊き感じになります。喫食は一流のもので、一部の者のみが許される特別な会合で至高の時間を過ごす……というのはちょっと言い過ぎかもしれませんが、要はそれくらいの気概で楽しむのが善いでしょう。
というのも、この卦は八卦良いにも関わらず「世界が沈んでいく」「動乱がやがてやってくる」という大きな変化が予感されるような暗示がしばしば書かれているのです。
つまり、楽しめるのは今のうちです。鳥同士、仲良くしけこんでしまうのがよろしいでしょう。
恋愛
鳥同士の恋愛は非常に美しく、気品漂う感じになります。いい感じです。
なんとなく大時代的で運命的な感じではありますが、情勢に翻弄されて想いがいろいろと揺らぐところがあります。美麗な絵柄の漫画で読みたい感じですね。
見ている分には非常に美しいのですが、本人たちの心はどこかここにあらず、若さゆえにお互いを振り回してしまうかもしれません。まあ、それもまた一興なので、楽しんでしまった方が善いでしょう。
仕事
鳥同士は仕事では形式的な関わり合いに留まります。
鳥はあくまで象徴的な領域を担うことが多いので、別の秩序の象徴同士が出会う場合は「ごきげんよう」「お元気で何よりだわ」という感じになるでしょう。いい感じです。
一方、卦辞にある「牝牛を畜う(やしなう)」というのはやや要注意な一文です。
鳥の下爻が陰に反転した場合、それは牛です。八卦良しの状態なのに下爻反転の気配を漂わせているのは他にも鳥だけです。いい感じが永久に続かないことが匂わされているわけですが、そういうところもまたいい感じです。永遠じゃないからいいものもあるんじゃないでしょうか。ごきげんよう。
闘争
鳥同士は争いません。利害が対立したら、たぶん下々の者が代わりに戦います。
困ったことや危ないことがあったら手に手を取って飛び立ち、さっさと逃げてしまいましょう。三十六計逃げるに如かず!スタコラサッサですわ~!
叡智
鳥同士については叡智というわけではないですが「楽しむこと」です。
悲劇めいたニュアンスとか、やがてくる破滅とか色々暗示されるところはあるのですが、それでも全体的に楽しくていい感じなのが鳥同士の善いところです。
どうせそのうち何か色々起こるわけですから、今のうちに楽しんでしまいましょう。
ごきげんよう、お茶はいかがかしら?そういうことです。