
解は、西南に利あり、行くところなければそれ来たり、かえって吉なり。往くところあれば、はやくして吉なり。
一言で言うと
龍にとって狐は「不埒な何かを企む侵入者」です。
全般
六十四卦では直接かかわらないところに時々別のトーテムが登場しますが、なぜか毎回狐は龍に捕まって裁かれています。何か企んでいるんでしょう。
静謐を求める龍にとって狐は状況を引っかきまわして自分勝手な方向に動かそうとする者なので、とにかく見つけ次第捕まえて裁いておいた方がよいでしょう。
というのも、狐は常に龍の大好きな鳥を射掛けようとしているのです。とっ捕まえて武器を取り上げて罰して、そこらへんに放逐しておきましょう。しょせんは野干のたぐいですから、大したことはできないでしょう。
交友
狐は表面上は兎とあまり見分けがつかないので、龍もついうっかり近くに引き寄せて仲良くしてしまったり、気が利くのでそれなりに大事なポジションにつけてしまったりします。
でも、狐は鳥を射掛けるということを忘れないようにしておきましょう。一緒に過ごす分にはいいかもしれませんが、あなたの宝物が撃ち落とされてしまっては困ってしまいますからね。
恋愛
龍と狐の恋愛というとちょっと不思議な現象です。龍は意外と闖入者に寛容で、かつ意味のある、自分勝手でない振る舞いをする者を悪く思わないのですが、そのせいで狐とは根本的に悪い関係になりにくいのです。
それゆえに、龍が狐に対してミステリアスな魅力を感じることがあります。もしあなたが龍で、狐に対して好意を抱いているのだとしたら、一度自分の殻を破ってみるといいかもしれません。勇気が大事です。
狐を追いかけているうちに、もしかしたらとんでもないところまで辿り着いてしまうかもしれませんけども。
仕事
仕事で狐に行き会った場合、とにかく用心が大事です。腹に何を抱えているか分かりませんから、見つけたら注意深く監視しましょう。そして妙な動きをしたらすぐにとっ捕まえて処してしまうのが善いです。
ただ、狐は「狐でーす♪」なんて言いながら龍の前に姿を現すことはほとんどなく、たいていは兎か鳥に擬態して近づいてきます。油断も隙もない。気をつけましょう。
闘争
龍は狐に対して基本的に有利というか、勝負にならないほど力の差があります。
龍が用いることが出来るあらゆる力を狐は使うことが出来ませんし、単独でほとんど何も出来ないことが多いので、見つけたらとっとと捕まえて処すのが善いです。
むしろこの龍と狐の卦である「解」では「狐にもいろいろ事情があるんだろうから、処し終わったら解放してやりましょう」とあるくらいなので、ほどほどにしておいてやりましょうね。
叡智
龍が狐に対して大事なことは「目を光らせて用心する」です。
狐の行動原理は龍には理解できないことがほとんどで、そのためどこから入って来て何をしでかすか分かりません。気付いたら抜き差しならない問題ごとに巻き込まれて面倒になっているかもしれませんから、そうなる前にちゃんと捕まえることです。
あなたの大事なものが盗まれるかもしれませんから、どうかくれぐれもご用心を。